「UNIVERGE」シリーズの「IP-PBX」製品に脆弱性
NECプラットフォームズが提供する「UNIVERGE」シリーズの「IP-PBX」製品に脆弱性が明らかとなった。
「UNIVERGE Aspire WX」「同Aspire UX」のリモート保守機能においてサービス拒否の脆弱性「CVE-2021-20677」が明らかとなったもの。サポートが終了している「同UNIVERGE SV9100」「同SL2100」も影響を受ける。
細工されたコマンドにより脆弱性を悪用されると、システムがダウンするおそれがある。「リモート保守機能」はメーカーの保守作業者が利用するもので、初期設定では「無効」になっているという。共通脆弱性評価システムである「CVSSv3.0」のベーススコアは「3.1」。
同社が周知を目的に情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。
同社は脆弱性を修正した「UNIVERGE Aspire WX 4.00」「同Aspire UX 9.80」「同SV9100 11.00」「同SL2100 3.10 」を提供しており、アップデートが呼びかけられている。
(Security NEXT - 2021/03/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み