MS、3月の月例セキュリティ更新を公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
マイクロソフトは、2021年3月の月例セキュリティ更新プログラムを公開し、82件の脆弱性を修正した。一部は悪用も確認されている。
今回のアップデートでは「Windows」や同社ブラウザ「Internet Explorer」「Microsoft Edge」をはじめ、「Microsoft ActiveX」「Microsoft Office」「Microsoft Exchange Server」「Microsoft Graphicsコンポーネント」「Microsoft Windows Codecs Library」の脆弱性に対処した。
「Azure」「Azure DevOps」「Azure Sphere」や、「Power BI」「Visual Studio」「Visual Studio Code」などの脆弱性にも対応しており、CVEベースであわせて82件に及ぶ。3月はこれらとは別に定例外で「Microsoft Exchange Server」のセキュリティ更新が3月2日にリリースされている点に注意が必要だ。
CVEベースで82件の脆弱性を修正しており、最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性が10件。次に高い「重要(Important)」とされる脆弱性が72件だった。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」におけるベーススコアを見ると、「7.0」以上とレーティングされている脆弱性が71件。そのうち7件は「9.0」以上にレーティングされている。
(Security NEXT - 2021/03/10 )
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