Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

準備中だった「FileZen」のセキュリティアップデートがリリース

ソリトンシステムズのファイル送受信アプライアンス「FileZen」に脆弱性が見つかった問題で、同社は準備を進めていたアップデートを公開した。

問題の「CVE-2021-20655」は「同5.0.2」「同4.2.7」および以前のバージョンに存在する脆弱性。管理者画面にログオンした状態よりOSコマンドの実行が可能となる。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアは「9.1」とレーティングされている。

利用者に脆弱性を周知するため、同社は2月16日に情報を公開し、緩和策をアナウンスするとともに、ファームウェアのアップデートについて準備を進めていた。

同社は3月5日に脆弱性を解消した「同5.0.3」「同4.2.8」をリリース。すべての利用者に対してアップデートを呼びかけるとともに、過去に攻撃を受けた可能性を踏まえて設定の確認や対策の実施などを呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/03/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能