Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

政府、ISP経由で国内Emotet感染者に注意喚起

総務省、警察庁、ICT-ISACは、マルウェア「Emotet」に感染している機器の利用者に対して、ISP経由で注意喚起を実施する。

海外の法執行機関より警察庁に対して日本国内の「Emotet」に感染している機器の情報提供があり、これら情報をもとに感染機器の利用者に対して注意喚起を実施するもの。

今回の取り組みでは、同庁や総務省、ICT-ISAC、ISPが連携。脆弱なIoT機器の利用者に注意喚起を行う取り組み「NOTICE」を活用し、2月下旬よりISPを通じて注意喚起を行う。

「NOTICEサポートセンター」がウェブサイトによる情報発信や電話で問い合わせに対応。JPCERTコーディネーションセンターが開発した「EmoCheck」による感染有無の確認や、「Emotet」の無効化など、必要な対策について案内する。

なお、今回の取り組みで、ISPやサポートセンターから、費用の請求や、設定しているパスワードを聞き出すことはない。注意喚起に乗じたなりすましやフィッシングなどにあわせて注意する必要がある。

(Security NEXT - 2021/02/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサムウェア感染組織の平均被害金額は2386万円 - JNSA調査
2Qのセキュ相談、前四半期比約12%増 - 「偽警告」過去最多
ZyxelのNAS製品にゼロデイ脆弱性 - 悪用コードが闇市場に
J-CSIP、脅威情報22件を共有 - 海外関連会社への攻撃報告も
ゴールデンウィークに向けてセキュリティ体制の再確認を
1Qのセキュ相談、前四半期比1割増 - 「偽警告」が大きく増加
暗号資産取引所を狙うサイバー攻撃、「OneNoteファイル」を悪用
「EmoCheck v2.4.0」がリリース - 進化した「Emotet」に対応
従業員PCが「Emotet」感染、情報流出の可能性 - 古河電池
「Emotet」に新手口、OneNote形式を悪用 - 拡張子「.one」に警戒を