Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数脆弱性を修正、「Chrome 88.0.4324.182」が公開

Googleは、Windows、macOS、Linux向けに最新版ブラウザ「Chrome 88.0.4324.182」を公開した。複数の脆弱性を修正している。

今回のアップデートでは、セキュリティに関する10件の修正を実施。CVEベースで9件の脆弱性に対応したことを明らかにしている。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

具体的には、データ送信におけるスタックオーバーフローの脆弱性「CVE-2021-21149」や、ダウンロードにおける解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2021-21150」など重要度が4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とされる脆弱性8件を修正した。

くわえて「中(Medium)」とされる脆弱性1件に対応している。Googleでは、今後数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-21149
CVE-2021-21150
CVE-2021-21151
CVE-2021-21152
CVE-2021-21153
CVE-2021-21154
CVE-2021-21155
CVE-2021-21156
CVE-2021-21157

(Security NEXT - 2021/02/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告