SAP、2月の定例更新で深刻な脆弱性に対処
SAPは、2月の定例セキュリティ更新をリリースした。あらたに7件の脆弱性を修正したほか、これまで公開している6件のセキュリティアドバイザリについて更新し、利用者へ注意を呼びかけている。
今回のアップデートでは、リモートよりコードを実行されるおそれがある「SAP Commerce」の脆弱性「CVE-2021-21477」に対処した。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.9」と高く、適用優先度を4段階中もっとも高い「Hot News」とレーティングしている。
あわせて2021年1月や2018年4月にリリースしたアップデートについても、セキュリティアドバイザリを更新。適用優先度を「Hot News」としており、早期の対応を求めている。
また「SAP NetWeaver Master Data Management 7.1」においてパスワードがインストール時に設定されていない脆弱性「CVE-2021-21472」を解消。今回あらたに公開された脆弱性は、「CVE-2021-21477」を除くと、いずれも「CVSSv3.1」のベーススコアは7以下で適用優先度は「中(Medium)」となっている。
今回あらたに修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2021-21444
CVE-2021-21472
CVE-2021-21474
CVE-2021-21475
CVE-2021-21476
CVE-2021-21477
CVE-2021-21478
(Security NEXT - 2021/02/16 )
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