Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

業務用ビデオカメラなど扱う通販サイトに不正アクセス

業務用ビデオカメラやオーディオ機器を扱うシステムファイブは、同社のオンラインショップが不正アクセスを受け、クレジットカード情報など個人情報が流出したことを明らかにした。

「システムファイブオンラインショップ」が不正アクセスを受け、決済アプリケーションが改ざんされて外部へデータが転送されていたことが判明したもの。

2020年7月20日から同年10月27日にかけて、新規に入力された決済用のクレジットカード情報最大3812件が、外部に流出した可能性がある。クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードが含まれる。

同社は、同年10月27日に被害へ気が付き、同サイトを停止。同年12月4日に調査を完了した。ログファイルを調べたところ、決済アプリケーションが改ざん以外にも、個人情報が保存されたサーバに対する不正アクセスの痕跡も残っていたという。

同社は2020年10月29日に個人情報保護委員会へ報告し、警察にも届けた。2021年1月26日に事態を公表し、顧客に対してはメールや書面を通じて謝罪し、事情を説明。身に覚えのない請求などが行なわていないか確認するよう求めている。

オンラインショップの再開については、これまでのシステムを破棄し、サーバを含めてシステムを移行し、再開する予定。現在は異なるシステムを用いた仮設サイトを提供している。

(Security NEXT - 2021/01/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

元小学校講師、退職後の不正アクセスで逮捕 - 浦安市
サイバー攻撃で約78GB流出、個人情報含まず - フジ日本精糖子会社
洋菓子店のオンライン通販サイトが不正アクセス被害
ベルギーチョコのECサイト、クレカ情報が流出
委託先よりDBアカウント漏洩、医療従事者情報が流出 - サノフィ
NAS上の人事異動情報に不正アクセス、職員を処分 - 新潟市
東急Gへの不正アクセス、検証用環境経由で侵入
通信販売サイトの不正アクセスで調査結果 - JF全漁連
長崎県産品通販サイトの不正アクセス、調査結果を公表
菓子通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性