Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「SKYSEA Client View」のインストーラに脆弱性 - 最新版の利用を

資産管理製品「SKYSEA Client View」のインストーラに意図しないライブラリファイルを読み込む脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「SKYSEA Client View 16.001.01g」および以前のバージョンのインストーラにおいて検索パスに問題があり、意図しないライブラリファイルを読み込み、任意のコードが実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2021-20616」が明らかとなったもの。

共通脆弱性評価システムである「CVSSv3」のベーススコアは「7.8」とレーティングされている。インストーラ利用時のみ影響があり、インストール済みの環境は同脆弱性の影響を受けない。

同脆弱性は、ラックの熊丸匠伍氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

同社は脆弱性を修正したインストーラを提供しており、同社やセキュリティ機関では最新のインストーラを利用するとともに、インストーラを起動させる際は、同じディレクトリに不審なファイルがないことを確認するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/01/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正