Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NISC、「SolarWinds Orion Platform」の脆弱性で注意喚起

内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は、SolarWindsが提供するIT管理製品「SolarWinds Orion Platform」に脆弱性が見つかった問題で、政府機関に対して注意喚起を行った。

公開情報をもとに12月14日に政府機関に対して注意喚起を行ったことを明らかにしたもの。セキュリティベンダーから攻撃情報も公開されているとし、注意を促した。

SolarWindsでは、米時間12月16日に脆弱性へ対処する追加のホットフィクス「同2020.2.1 HF 2」をリリースし、対応を呼びかけている。

今回の脆弱性に関して米国では、国土安全保障省のサイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が緊急指令を発出。連邦政府機関に対して、同製品の遮断や停止を求め、再接続を禁止するなど、かなり踏み込んだ対応を命じている。

(Security NEXT - 2020/12/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Apple製品の脆弱性に攻撃 - 2〜3月に修正済みも情報公開は6月
インフラアクセス制御基盤「Teleport」に認証回避の脆弱性
XML処理ライブラリ「libxml2」に複数の脆弱性
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意