Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Struts 2」にRCE脆弱性が判明 - アップデートがリリース

「Apache Struts 2」の開発チームは、バグの修正や脆弱性に対処したアップデート「同2.5.26」をリリースした。セキュリティ機関も注意喚起を行っている。

同バージョンでは、ユーザーが入力したタグ属性に対してOGNLによる評価を強制した場合、二重評価によって評価が書き換えられ、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2020-17530」に対処した。

8月に公表された「CVE-2019-0230」と類似した脆弱性で、重要度は「重要(Important)」とレーティングされている。GitHub Security LabのAlvaro Munoz氏やエーアイセキュリティラボの安西真人氏から報告が寄せられたという。

開発チームでは12月6日に公開した「同2.5.26」で同脆弱性を修正。同バージョンへのアップデートを強く推奨している。またアップデートのリリースを受けてJPCERTコーディネーションセンターなどからも注意喚起が行われている。

(Security NEXT - 2020/12/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性