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前月比1.5倍のDDoS攻撃を観測 - IIJ

インターネットイニシアティブ(IIJ)は、10月に同社が観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。攻撃回数が前月の約1.5倍に拡大したという。

同社のDDoS攻撃対策サービスで対処したDDoS攻撃の動向を取りまとめたもの。10月に検出された攻撃件数は572件で、前月の382件のほぼ1.5倍に増加した。

1日あたりの平均攻撃件数は18.5件で、前月の12.7件から増加。月間を通じて1日あたり概ね10件から40件の攻撃が観測されているが、10月17日に限っては70件以上検出された。

同月に観測されたもっとも規模が大きかった攻撃は、DNSやLDAPなど複数のプロトコルを用いたリフレクション攻撃で、約78万ppsのパケットにより、最大で7.54Gbpsのトラフィックが発生。約114万ppsのパケットで11.2Gbpsのトラフィックが観測された9月と比較すると規模は小さい。

同月にもっとも長く継続した攻撃は、DNSプロトコルを用いた15分にわたるリフレクション攻撃で、最大で386.33Mbpsのトラフィックが発生した。

(Security NEXT - 2020/12/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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