【追記あり】Appleが「iOS 14.2」を公開、脆弱性24件を修正 - 一部に悪用コードも
Appleは、同社スマートデバイス向けに最新OSとなる「iOS 14.2」「iPadOS 14.2」を公開した。一部脆弱性は、すでに悪用の報告を受けているという。
同社は両アップデートを通じて、カーネルに関する脆弱性4件をはじめ、CVEベースであわせて24件の脆弱性を解消した。オーディオ、XMLなどの処理、WebKitなどの脆弱性などへ対応している。
なかでもカーネルに明らかとなった脆弱性「CVE-2020-27932」「CVE-2020-27950」やフォントパーサーにおける脆弱性「CVE-2020-27930」はすでに悪用の報告を受けているという。
また同社は旧端末向けに「iOS 12.4.9」をリリースした。同アップデートでは、「iOS 14.2」で修正したカーネルの脆弱性「CVE-2020-27932」「CVE-2020-27950」や、フォントパーサーの脆弱性「CVE-2020-27930」に対応。
さらに「FaceTime」に明らかとなった「CVE-2020-27929」に対処したという。今回のアップデートを通じて修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2020-9974
CVE-2020-10002
CVE-2020-10003
CVE-2020-10004
CVE-2020-10010
CVE-2020-10011
CVE-2020-10016
CVE-2020-10017
CVE-2020-13524
CVE-2020-27902
CVE-2020-27905
CVE-2020-27909
CVE-2020-27910
CVE-2020-27911
CVE-2020-27912
CVE-2020-27916
CVE-2020-27917
CVE-2020-27918
CVE-2020-27925
CVE-2020-27926
CVE-2020-27927
CVE-2020-27929
CVE-2020-27930
CVE-2020-27932
CVE-2020-27950
(Security NEXT - 2020/11/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
「Elastic Cloud Enterprise」に脆弱性 - API経由で不正操作のおそれ
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
	
