Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「WordPress 5.5.2」がリリース - セキュリティ関連で10件の修正

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「WordPress」の開発チームは、セキュリティアップデート「WordPress 5.5.2」を10月29日にリリースした。

今回のアップデートでは、10件のセキュリティに関する修正や、14件のバグを解消している。セキュリティに関する修正を見ると、DoS攻撃を受けた場合にリモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性に対応した。

そのほか、特権の昇格、任意のファイルを削除される問題、クロスサイトスクリプティング(XSS)、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)などの脆弱性を修正している。

脆弱性の判明を受け、開発チームは「WordPress 5.5.2」以外にも、「同3.7」以降の各系統に対してアップデートを用意。ファイルによる配布のほか、ダッシュボード経由による手動アップデート、自動更新などを通じて提供している。

なお、「WordPress 5.5.2」については、特定条件下で影響を受ける一部不具合が判明し、メインテナンスリリースとして「WordPress 5.5.3」が翌30日にリリースされた。「5.1」以降の系統にも同様のメインテナンスリリースが提供されている。

(Security NEXT - 2020/11/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み