不正アクセス事件に便乗するフィッシング - クレカ利用履歴の確認要請を偽装
不審な取り引きがあったかのように不安を煽り、クレジットカード利用履歴の確認と称して偽サイトに誘導する巧妙なフィッシング攻撃が発生している。今回はジェーシービーの会員サイト「MyJCB」が標的となっているが、他ブランドのクレジットカード利用者も警戒が必要だ。

フィッシングメールの文面(画像:JCB)
今回確認された攻撃では「ご利用確認のお願い」などとして、フィッシングメールを送信。メールの本文では、「第三者不正利用の急増に伴い、不正利用監視システムを導入した」などと説明。
「本人の利用か確認したい取り引きがある」などと不安を煽り、利用履歴の確認要請に見せかけて偽サイトへ誘導していた。
「MyJCB」を装った誘導先のサイトでは、アカウント情報をはじめ、氏名、生年月日、電話番号、メールアドレス、クレジットカードの番号、有効期限、セキュリティコードなどを詐取。さらにログイン時にパスワードの入力を行っているにも関わらず、正規の登録画面を盗用したためか、「MyJCB」のパスワード登録を求めてくる。
オンラインサービスが不正アクセスを受けてクレジットカード情報が流出し、不正利用される事件が相次いでおり、被害発覚後には利用者へクレジットカードの利用履歴を確認するよう注意喚起が行われるケースが多く見られるが、今回のフィッシングはこうした状況に便乗したかたちだ。
今回はジェーシービーの会員を狙ったものだが、他クレジットカードブランドなども今後標的とされる可能性があり、クレジットカード会社を名乗るフィッシング攻撃に警戒が必要だ。
(Security NEXT - 2020/10/30 )
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