Linuxに脆弱性「BleedingTooth」が判明 - 近接環境からコード実行のおそれ
一方、脆弱性「CVE-2020-24490」は、ヒープベースのバッファオーバーフローに起因する脆弱性で「Bluetooth 5」のチップを搭載した環境に影響。任意のコードを実行されたり、サービス拒否が生じるおそれがあるという。
また「CVE-2020-12352」では、カーネルにおける「KASLR(Kernel Address Space Layout Randomization)」の環境下においてメモリ配置が予測され、暗号化キーをはじめとする情報が漏洩するおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは、もっとも高い「CVE-2020-12351」において「8.3」、重要度は「高(High)」とレーティングされており、残る2件については「5.3」で「中(Midium)」と評価されている。
Intelは、各脆弱性について「Linux Kernel 5.10」より以前のバージョンに影響があるとしており、同バージョン以降へアップデートするよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/10/15 )
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