Linuxに脆弱性「BleedingTooth」が判明 - 近接環境からコード実行のおそれ
Linuxで採用されているBluetoothプロトコルスタック「BlueZ」に脆弱性「BleedingTooth」が含まれていることがわかった。アップデートが呼びかけられている。
バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、Bluetoothで通信可能な範囲から認証なしに悪用されるおそれがある3件の脆弱性が明らかとなったもの。
Googleのセキュリティ研究者であるAndy Nguyen氏が報告したもので、脆弱性は「BleedingTooth」と名付けられており、実証コード(PoC)も公開されている。いずれもソフトウェアに起因するだけでなく、悪意あるBluetoothチップにおいても悪用されるおそれがあるという。
「型の取り違え」に起因する脆弱性「CVE-2020-12351」は、カーネルの権限による任意のコード実行やサービス拒否などを引き起こすことが可能となる脆弱性。
「L2CAP(Logical Link Control and Adaptation Protocol)」のパケットを送りつけることで悪用が可能。攻撃には対象機器の「BDアドレス」を把握する必要があるとしている。
(Security NEXT - 2020/10/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み