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Windowsに危険度高い脆弱性「Bad Neighbor」 - ワーム発生に要警戒

McAfeeの研究者は、同脆弱性をエクスプロイトで利用する場合、メモリリークや情報漏洩など別の脆弱性を必要とする可能性もあるが、近いうちに悪用されることが予見されるという。

マイクロソフトでも、「CVE-2020-16898」の悪用可能性指標について、3段階中もっとも高い「1(悪用される可能性が高い)」とレーティングしている。

マイクロソフトはアドバイザリで、「ICMPv6 RDNSS」の無効化といった緩和策を紹介しつつも、緩和策を適用した環境であっても更新プログラムが利用可能となり次第、できるだけ早く更新プログラムをインストールするよう強く推奨している。

また「Windows TCP/IPスタック」における「ICMPv6ルータアドバタイズパケット」の処理に関しては、サービス拒否の脆弱性「CVE-2020-16899」についても、10月の月例パッチで修正されており、あわせて注意したい。

(Security NEXT - 2020/10/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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