複数のエレコム製無線LANルータに脆弱性
エレコムが提供する複数の無線LANルータ製品にOSコマンドインジェクションの脆弱性が含まれていることがわかった。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「WRC-2533GST2」「WRC-1900GST2」「WRC-1750GST2」「WRC-1167GST2」において、管理画面に「OSコマンド」の実行が可能となる脆弱性「CVE-2020-5634」が明らかとなったもの。
管理画面にアクセス可能な場合、認証なしにroot権限で任意のコードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システムである「CVSSv3」において、ベーススコアは「8.8」と評価されている。
同脆弱性は、ゼロゼロワンの佐藤勝彦氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。
脆弱性の判明を受けて、エレコムでは最新のファームウェアをリリース。自動更新を利用していない場合は手動でアップデートを実施するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/10/06 )
ツイート
PR
関連記事
「NATS Server」の一部APIに深刻な脆弱性 - アップデートを
Oracle、四半期パッチで脆弱性のべ378件に対応 - CVSS値9以上が40件
「Microsoft Edge」固有の脆弱性をアップデートで解消 - MS
Kubernetes向けワークフロー自動化ツール「Argo Events」に深刻な脆弱性
PHPフレームワーク「Yii2」に深刻な脆弱性 - 2月以降悪用も
WP向けフォームプラグイン「Everest Forms」に脆弱性
Jupyter環境向けプロキシ拡張モジュールに脆弱性 - 外部操作が可能に
「TIBCO Spotfire」に複数の深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「Apache SeaTunnel」の「REST API」に脆弱性 - アップデートを
Palo Alto、「PAN-OS」や「GlobalProtect App」などの脆弱性を修正