Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

深刻な脆弱性「Zerologon」、「Samba」にも影響 - 設定確認を

「Samba」の開発チームによれば、2018年3月にリリースした「同4.8」より安全なログオンチャネルを利用するようデフォルトで設定が追加されており、設定ファイル「smb.conf」に「server schannel = yes」との記載がある場合、同脆弱性の影響を受けないとしている。

ただし、同設定を無効化したり、「auto」に設定されている場合は同脆弱性の影響を受ける。「同4.7」以下に関しても設定の記載がない場合に同様の影響を受ける。

また同脆弱性の影響を調査する実証コード(PoC)が公開されているが、上記設定を行っていても、脆弱であると示される場合があるという。

開発チームでは、脆弱性や実証コードによる誤検知に対処した「同4.10.18」「同4.11.13」「同4.12.7」や旧バージョン向けのパッチをリリース。サードパーティ製ソフトウェアとの互換性を確保するための緩和策などを紹介している。

(Security NEXT - 2020/09/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消