Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox 81」が公開、複数脆弱性を修正 - 延長サポート版も更新

Mozillaは、最新版ブラウザ「Firefox 81」「Firefox ESR 78.3」をリリースし、複数の脆弱性を解消した。

「Firefox 81」では、動画やオーディオにおける制御機能やテーマの追加など、機能強化を実施したほか、米国とカナダの利用者に対しては、クレジットカード情報の保存や管理を行う機能を追加した。

さらにバグのほか、脆弱性6件を修正している。具体的には、重要度が4段階中2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性3件に対応。メモリ管理に起因する脆弱性「CVE-2020-15673」「CVE-2020-15674」や、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-15675」を修正した。

さらに重要度が1段階低い「中(Moderate)」とされる脆弱性「CVE-2020-15676」「CVE-2020-15677」「CVE-2020-15678」を解消している。

また延長サポート版である「Firefox ESR 78.3」では、「CVE-2020-15673」や「CVE-2020-15676」「CVE-2020-15677」「CVE-2020-15678」のあわせて4件に対応した。

(Security NEXT - 2020/09/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因
プリント管理ソフト「Xerox FreeFlow Core」に深刻な脆弱性
「Amazon EMR」に深刻な脆弱性 - 資格情報漏洩のおそれ