地ビール通販サイトに不正アクセス - 偽画面でクレカ情報窃取被害
宮崎ひでじビールが運営する「ひでじビールオンラインショップ」が不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報が外部に流出した可能性があることがわかった。
同社によれば、2019年6月5日から2020年7月3日の間に、同サイトの決済で利用された顧客のクレジットカード情報1181人分が流出した可能性があることが判明したもの。クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードが含まれる。
不正アクセスによってシステムの脆弱性を突かれ、決済時に偽の情報入力画面が表示される状態となっていた。正規の決済に至っていない場合も偽画面に情報を入力した場合は窃取された可能性があるが、詳しい件数などはわかっていない。
6月23日にクレジットカード会社から情報流出の可能性について指摘があり、問題が判明。同社では翌24日にクレジットカードによる決済を停止を停止し、調査を進めていた。
8月18日に調査が完了。同社では8月18日に警察へ被害の届け、個人情報保護委員会には同月27日に報告を行った。
対象となる顧客に対しては、9月15日よりメールや書面を通じて経緯の報告と謝罪を行っており、身に覚えのない請求が行われていないか確認するよう求めている。
今回の不正アクセスを受け、同社では現行システムについて、改修やバージョンアップでセキュリティを確保できないとして再開を断念。同サイトの運用を終了し、オンラインモールのみの運用に移行した。
(Security NEXT - 2020/09/16 )
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