Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「InDesign」「Adobe Framemaker」に複数の深刻な脆弱性 - 更新版リリース

Adobe Systemsは、「InDesign」「Adobe Framemaker」における複数の脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。

Windows向けに提供する「Adobe Framemaker」において、スタックオーバーフローの脆弱性「CVE-2020-9725」や、域外のメモリを読み込む脆弱性「CVE-2020-9726 」が判明。

また「InDesign」のmacOS版にメモリ破壊の脆弱性「CVE-2020-9727」「CVE-2020-9728」「CVE-2020-9729」「CVE-2020-9730」「CVE-2020-9731」が含まれる。

同社は、両製品に関するいずれの脆弱性も3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティング。悪用は確認されていない。

同社は、これら脆弱性に対応したアップデート「Adobe Framemaker 2019.0.7」「Adobe InDesign 15.1.2」をリリース。適用優先度を3段階中もっとも低い「3」とし、任意のタイミングで更新するよう利用者へ呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/09/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks
「OpenSSL」にサービス拒否の脆弱性 - 次期更新で修正予定
「Node.js」にコマンドインジェクションの脆弱性 - Windows環境に影響