Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

メールサーバ「CyberMailV7」に脆弱性 - 旧製品も影響

サイバーソリューションズのメールサーバシステム「CyberMail」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同製品にクロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2020-5540」やオープンリダイレクトの脆弱性「CVE-2020-5541」が明らかとなったもの。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のスコアはそれぞれ「6.1」「4.7」とレーティングされている。

同脆弱性は、中華資安国際の郭榮智氏と謝佳龍氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

脆弱性の判明を受け、同社は「CyberMailV7」向けに脆弱性を修正するパッチをリリース。旧バージョンの「CyberMailV6」も脆弱性の影響を受けるが、サポートが終了しており、パッチの提供予定はないという。

(Security NEXT - 2020/08/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み