Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

トレンドマイクロの複数製品に脆弱性 - 順次更新を実施

トレンドマイクロの複数製品に搭載されている「ルートキット対策ドライバ」に脆弱性が明らかとなった。「ウイルスバスタークラウド」に関しては同脆弱性のほか、2件の脆弱性についても公表されている。

「ルートキット対策ドライバ」は、「ウイルスバスター」シリーズや「Apex One」「ServerProtect」Trend Micro Deep Security」「Trend Micro Portable Security」「Trend Micro Safe Lock」などに搭載されているソフトウェア。

入力値の検証に問題がある脆弱性「CVE-2020-8607」が明らかとなったもの。脆弱性を悪用されるとカーネルモードでコードを実行されたり、システムがクラッシュするおそれがある。

同社は、脆弱性の悪用には管理者権限が必要であると説明。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「6.7」、重要度は「中」とレーティングされている。

一部製品についてはすでにアップデートの提供がはじまっているが、未提供の製品も存在し、提供時期が9月下旬となる製品もあることから注意が必要。

(Security NEXT - 2020/08/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開