Facebookの「WordPress」向けプラグインに脆弱性 - チャット乗っ取りのおそれ
Facebookが、コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供しているプラグイン「The Official Facebook Chat Plugin」に脆弱性が明らかとなった。アップデートがリリースされている。
同プラグインは、Facebookのチャット機能を実装し、CMS上よりメッセージの送受信を実現するソフトウェア。
Defiantによれば、「購読者」以上の権限を持つユーザーであれば、脆弱性を悪用することが可能で、特定のFacebook Messengerアカウントに接続することが可能になるという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のスコアは「7.4」。
攻撃者は、脆弱性を悪用することで本来接続するサイトの所有者になりすましてサイトの訪問者とチャットすることが可能となり、ソーシャルエンジニアリングによって情報を窃取するおそれがある。またチャットを乗っ取ることで、営業機会を奪うといった攻撃も想定されると指摘している。
Defiantでは、同脆弱性を6月26日に発見してFacebookへ報告。Facebookでは脆弱性を修正した「同1.6」をリリースした。
(Security NEXT - 2020/08/06 )
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