Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

横河電機の制御システム向けアラーム管理ソフトに複数脆弱性

横河電機の制御システム「CENTUM」で動作するアラーム管理ソフト「CAMS for HIS」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

同社によれば、「CENTUM CS 3000」や「CENTUM VP」の一部バージョンにリモートから任意の場所にファイルを作成され、任意のコマンドを実行されるおそれがあるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2020-5609」が判明したもの。

また認証に問題があり、第三者によって細工したパケットを送信されるおそれがある「CVE-2020-5608」が含まれる。いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「8.1」とレーティングされている。

同社では、周知を目的にJPCERTコーディネーションセンターへ脆弱性を報告。調整を経て脆弱性へ対応したアップデートをリリースした。一部製品は保守期間が終了しており、後継製品へのアップデートを検討するよう求めている。

(Security NEXT - 2020/08/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「CentreStack」「CWP」脆弱性の悪用に注意喚起 - 米当局
入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
「Elastic Cloud Enterprise」に脆弱性 - API経由で不正操作のおそれ
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開