セキュアブート回避の脆弱性「BootHole」が判明 - LinuxやWindowsに影響
ブートローダーの「GRUB2」に脆弱性が明らかとなった。ブートプロセス中に任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性で、「Linux」や「Windows」などセキュアブートを利用している場合も影響を受けるという。

Eclypsiumでは「BootHole」と命名し、ロゴを公開した
本来、署名されたソフトウェアのみブートするセキュアブートにおいても、ブート時に侵害が可能となるバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2020-10713」が明らかとなったもの。
同脆弱性の共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアは「8.2」。同脆弱性を発見、報告したEclypsiumは、同脆弱性を「BootHole」と命名し、アドバイザリを公表した。
同社によると、脆弱性の悪用には管理者権限が必要となるが、悪意あるブートキットやブートローダーのインストールが可能となり、マルウェアを実行されたり、ブートプロセスの変更、OSカーネルの改ざんなど制御を奪われるおそれがある。
具体的には、「GRUB2」においてファイル「grub.cfg」の処理にバッファオーバーフローを生じさせ、OSのブート前に任意のコードを実行することが可能。同ファイルはEFIシステムのパーティション外に存在するため、署名による整合性への影響を与えることなく改変が可能で、セキュアブートを回避されるという。
(Security NEXT - 2020/07/30 )
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