「Firefox 79」がリリース - 脆弱性10件を修正
Mozilla Foundationは、最新版ブラウザ「Firefox 79」をリリースした。10件の脆弱性を修正したという。
新版では、WindowsにおいてIntelやAMDの「GPU」に対応した「WebRender」を搭載。グラフィックのパフォーマンスを向上させたほか、あわせて10件の脆弱性を解消した。重要度が最も高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
4段階中2番目の「高(High)」とされる脆弱性は4件。メモリ破壊の脆弱性「CVE-2020-15659」やオリジン間リソース共有(CORS)のチェックを回避し、同一オリジンポリシーのバイパスが可能となる「CVE-2020-15655」、情報漏洩の脆弱性「CVE-2020-6514」「CVE-2020-15652」に対処した。
重要度が4段階中、上から3番目の「中(Moderate)」とされる脆弱性3件や、重要度がもっとも低い「低(Low)」の脆弱性3件を修正している。
また同じく10件の脆弱性に対処した延長サポート版「Firefox ESR 78.1」や4件の脆弱性を修正した「同ESR 68.11」をあわせてリリースしている。
今回修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2020-6463
CVE-2020-6514
CVE-2020-15652
CVE-2020-15653
CVE-2020-15654
CVE-2020-15655
CVE-2020-15656
CVE-2020-15657
CVE-2020-15658
CVE-2020-15659
(Security NEXT - 2020/07/29 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み