Google、複数脆弱性を解消した「Chrome 84.0.4147.105」をリリース
Googleは、「Windows」や「macOS」「Linux」向けに最新ブラウザ「Chrome 84.0.4147.105」をリリースした。
今回のアップデートでは、セキュリティに関する8件の修正を実施。CVEベースで6件の脆弱性に対応していることを明らかにした。
重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていないが、6件はいずれも「高(High)」とレーティングされている。
具体的には、解放後のメモリへアクセスする「Use after free」の脆弱性「CVE-2020-6532」「CVE-2020-6539」に対処。JavaScriptエンジン「V8」における型の取り違え「CVE-2020-6537」や「WebView」の実装における脆弱性「CVE-2020-6538」などを解消している。
同社は利用者に対し、数日から数週間以内に同バージョンを展開していくという。
(Security NEXT - 2020/07/28 )
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