Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

TIS、障害発生したリモートアクセスサービスを終了へ

TISは、同社のSaaS型リモートアクセスサービス「RemoteWorks」で、他人のユーザーIDなどが表示される障害が発生したことを受け、9月末でサービスの提供を終了することを明らかにした。

同サービスでは、4月13日にトラフィックの増大に起因する処理の遅延が生じ、セッションを取り違える不具合が発生。関係ない他利用者のユーザーIDを含むエラーメッセージや、「Windows」のログイン画面が表示される状態となった。

同社によると、残っていた3月29日以降のログを調べたが、同様の現象は確認されなかったという。またネットワークやアプリケーションの脆弱性診断を実施したが、侵入の原因となる脆弱性などは見つかっておらず、外部から不正に侵入された可能性は低く、接続した端末内部の情報が漏洩する可能性についても低いとの見方を示した。

一方で不具合の解消にあたっては、アーキテクチャ全体の見直しが必要になると説明。サービスの終了を決めたとしている。

(Security NEXT - 2020/06/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

別会員加入者リストがDL可能に、委託先操作ミスで - 札幌市中小企業共済センター
クレカ会員向け福利厚生サービスで別人情報を表示 - システム不具合で
オープンスクール申込者の個人情報が閲覧可能に - 群馬の中等教育学校
兵庫県、「はばタンPay+」のシステムを改修 - 申請受付を再開
地域電子商品券「はばタンPay+」サイトで不具合、個人情報流出 - 兵庫県
CDN導入時に設定ミス、複数フォームで個人情報を誤表示 - スカイマーク
ビジネスプランコンテストの応募システムに不備、改修時に発生 - 日本政策金融公庫
介護保険料納入通知書の説明書類に無関係の個人情報 - 京丹後市
ウェブ広告に誤URL、個人情報へアクセス可能に - データ基盤サービス事業者
e講習受講者情報が閲覧可能に - プレストレストコンクリート工学会