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QNAP製NASの脆弱性狙うランサムウェア「eCh0raix」に注意

あらたに公開されたアドバイザリでは、同OSに含まれるファイル管理ツール「File Station」に関する「コマンドインジェクション」の脆弱性「CVE-2018-19949」や、「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性「CVE-2018-19943」「CVE-2018-19953」を解消したことを明らかにした。

いずれもCVE番号の割り当ては2018年12月だが、修正済みとなるバージョンは、「同4.4.1.1261 build 20200330」「同4.3.6.1263 build 20200330」「同4.3.4.1282 build 20200408」「同4.3.3.1252 build 20200409」「同4.2.6 build 20200421」およびこれ以降としており、2020年3月末から4月にかけて修正が行われている。

アップデートとアドバイザリのリリース時期にずれがあり、CVE番号も前後するなど、ユーザーにとってわかりにくい状況となっている。同社製の「NAS」や「Photo Station」を利用している場合は、利用機器の最新ファームウェアをしっかり確認し、アップデート漏れが生じないよう注意が必要となる。

(Security NEXT - 2020/06/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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