IEの未解決脆弱性、コード公開でマルウェア転用のおそれも - セキュリティベンダーが注意喚起
「Internet Explorer 6」や「同7」に見つかった深刻な脆弱性に対し、攻撃コードが公開されており、安定的な攻撃が可能であるとしてセキュリティベンダーが注意喚起を行っている。
脆弱性についてレポートを公表したフォティーンフォティ技術研究所によれば、問題の脆弱性は「Microsoft HTML Viewer DLL」内の関数に含まれているもので、細工を施したウェブサイトを閲覧させることにより、警告画面など一切表示させずに脆弱性を攻撃することが可能だという。
同社では今回の脆弱性について「非常に安定的に攻撃できる」と指摘。攻撃コードも公開されており、「Gumblar」といったマルウェアに転用される可能性があるとの懸念を示している。
Internet Explorer 8は、影響を受けないことを確認しているとして、脆弱性を含む利用者へアップデートや「JavaScript」の停止を呼びかけている。
フォティーンフォティ技術研究所
http://www.fourteenforty.jp/
(Security NEXT - 2009/11/24 )
ツイート
PR
関連記事
「Spring Framework」「Spring Security」に認可回避の脆弱性
「NVIDIA Triton」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
最新OS「iOS/iPadOS 26」公開 - 旧OSではゼロデイ脆弱性を解消
Apple、「macOS Tahoe 26」で脆弱性77件を修正 - 旧OSも更新
ワークフロー管理ツール「Apache DolphinScheduler」に脆弱性
Samsung、モバイル端末の複数脆弱性を修正 - 一部で悪用も
AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み