Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

EOLのマルウェア侵入対策製品がボットネットの標的に

「Hoaxcalls」は、「Gafgyt」「LizardStresser」「Lizkebab」「Qbot」「Torlus」といった別名でも知られる「Bashlite」より派生したボットネット。Palo Alto Networksでは、4月ごろより活動を観測しているという。

外部からのコマンドによってDDoS攻撃を行う機能を備えたボットネットで、今回の攻撃で展開された最新版では、DDoS攻撃の対象数を増やすなど機能が強化が図られていた。

さらにプロキシ機能や更新機能、再起動の阻害、再起動された場合にも感染を持続させる機能を追加していた。「telnetサービス」を強制終了することで、管理者の業務を阻害する機能も備えており、注意が必要だ。

また問題の脆弱性は、5月上旬より、「Mirai」亜種の標的になっていると同社は指摘。同亜種は、DDoS攻撃の機能は備えていなかったものの、脆弱性に対する攻撃や、ブルートフォース攻撃によって脆弱な「Symantec Web Gateway」を攻撃の対象としていた。

(Security NEXT - 2020/06/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Google、ブラウザ最新版「Chrome 123」をリリース - 複数脆弱性を修正
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートが公開
Ivantiの複数製品に深刻な脆弱性 - 早急なパッチ適用を強く推奨
Atlassian、3月の月例アドバイザリを公開 - 脆弱性24件に対応
「Firefox 124」が公開、「クリティカル」含む脆弱性12件を修正
WordPress向け求人プラグインに脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性4件を解消
「WebAssembly」のランタイム「Wasmi」に脆弱性
「GarageBand」にセキュリティアップデート - 脆弱性1件を修正
「JSONata」にプロトライプ汚染の脆弱性 - アップデートにて修正