OpenSSLにリモートよりDoS攻撃受けるおそれ
「OpenSSL」において、リモートからの攻撃でサービス拒否が生じるおそれがある脆弱性が明らかとなった。アップデートがリリースされている。
署名アルゴリズムを処理する拡張モジュールにおいて、NULLポインタの参照によりサービス拒否が生じる脆弱性「CVE-2020-1967」が明らかとなったもの。
「同1.1.1f」「同1.1.1e」「同1.1.1d」を利用するサーバ、クライアントのいずれも影響があり、細工した署名アルゴリズムを処理するとクラッシュするおそれがあるという。
開発チームでは、同脆弱性を修正した「同1.1.1g」をリリース。利用者へアップデートするよう呼びかけている。
同脆弱性の判明を受け、マイクロソフトでは同脆弱性の調査を進めているが、「Windows」は影響を受けないと説明。Linuxの仮想マシンを実行していたり、「Azure」でOpenSSLを使用する製品をインストールしている場合は、注意するよう求めている。
(Security NEXT - 2020/04/22 )
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