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国内SIEM市場が堅調に推移 - 2019年度は3割増見込む

ITRは、国内におけるSIEM製品の市場動向について調査結果を取りまとめた。2018年度は57億円で前年度から16.3%増と堅調に推移。2019年度はさらなる成長を見込んでいる。

同社によれば、2018年度の国内におけるSIEM製品の売上高は市場全体で57億円。前年度の49億円から16.3%増となった。

これまでコンプライアンス対策の支援が導入の主体となっていたが、サイバー攻撃対策やインシデントレスポンスのほか、SOC支援ソリューションとしても導入が進み、高い成長を後押ししたという。

くわえてIT運用の自動化ツールとしてシステム障害の予兆検知といったあらたな需要も生じており、2019年度の市場規模を前年度比27%増となる72億円と予想。以降も堅調に推移し、2018年度から2023年度までの年平均成長率を12.6%と分析している。

(Security NEXT - 2020/03/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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