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2025年のセキュリティサービス市場は1兆円超に - IDC予測

IDC Japanは、国内におけるセキュリティ対策製品とセキュリティ対策サービスの市場予測を取りまとめた。2025年の市場規模について、セキュリティ対策製品は5000億円、セキュリティサービスでは1兆円の大台に達するとしている。

同社は、ソフトウェアとアプライアンスをあわせたセキュリティ対策製品について、2020年から2025年までの年間平均成長率を5.7%と予測。市場規模については、2020年の3817億円から、2025年には5033億円へ拡大するとの見通しを示した。

ソフトウェア製品市場は年間平均成長率7%と堅調で、2020年の3218億円から2025年には4505億円に成長すると分析。特にSaaS型セキュリティ対策ソフトウェア市場は17.5%と好調を維持し、2020年の599億円から、2倍以上となる1342億円へ拡大すると予想している。

一方、セキュリティアプライアンス市場は、2020年はVPN接続の増加により、UTMなどへの需要が拡大し、前年比成長率は11.8%と二桁成長となったが、今後はセキュリティ投資がクラウド環境へ向けられることから減速し、2020年から2025年の年間平均成長率をマイナス2.5%、2020年の600億円から2025年には527億円に縮小すると見ている。

コンサルティングやシステム構築、運用管理、教育、トレーニングサービスを含むセキュリティサービスの市場は、2025年までの年間平均成長率を3.5%とし、市場規模は2020年の8616億円から2025年には1兆230億円に拡大すると見込んでいる。

(Security NEXT - 2021/05/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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