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中堅企業4社に1社、直近3年間にセキュ事故経験

中堅企業の4分の1が直近3年間にセキュリティ関連の事故を経験したとの調査結果をデルが取りまとめた。すべての端末を「Windows 10」に入れ替えた企業は26.5%だった。

同調査は、同社の顧客で従業員100人以上1000人未満の企業約1300社を対象に、2019年12月から2020年1月にかけて実施したもの。

直近3年間でセキュリティ関連の事故に遭った企業は27.3%。前年比8.4ポイント減となった。ランサムウェアによる被害が前年から5.5ポイント減少したことが影響した。

全端末を「Windows 10」に入れ替えた企業は26.5%。前年の5.8%から増加しているが、3割に満たなかった。

「Windows 10」へ移行していない企業では、ランサムウェアによる被害が目立ち、事故の75%を占めた。すべての端末を移行した企業の39%を36ポイント上回ったという。

(Security NEXT - 2020/03/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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