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「WordPress」用決済プラグインに支払バイパスのおそれ

コンテンツマネジメントシステム(CMS)「WordPress」向けに提供されている決済プラグイン「CardGate Payment Gateway for WooCommerce」に脆弱性が明らかとなった。

「WordPress」でeコマースサイトを構築するためのプラグイン「WooCommerce」の導入環境において、決済機能を導入できるプラグイン「CardGate Payment Gateway」に脆弱性「CVE-2020-8819」が明らかとなったもの。

「同3.1.15」および以前のバージョンでは、コールバックの発信元を認証する処理が欠如しており、リモートより設定を置き換えることが可能で、支払いプロセスをバイパスされるおそれがあるという。

同プラグインを開発するCardGateでは、脆弱性を修正した「同3.1.16」をリリース。脆弱性に関する実証コード(PoC)がすでにリリースされており、利用者は早急な対応が求められる。

(Security NEXT - 2020/03/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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