Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

8月登場の複数新種ウイルスがトップ10圏内に - トレンドマイクロ週間ランキング

トレンドマイクロは、国内外で1週間に報告を受けたウイルス感染や発見数について取りまとめた。

今週も国内外ともに「MAL_OTORUN2」がトップ。国内では前週同様「WORM_DOWNAD.AD」が続いている。ウイルスで汚染された「Delphi」の開発環境で作成された「PE_INDUC.A」は、前週の3位から順位を落として6位だった。

今回、8月末に発見された「TROJ_TRACUR.JF」が初登場3位となったのをはじめ、7位のダイアラー「TROJ_DIALER.AIS」や、9位には不正プログラムをダウンロードする「TROJ_BREDOLAB.J」や「TROJ_FAKEALE.K」が入るなど、国内ではあらたなウイルスがランクインした。

同社がまとめた8月のランキングは以下のとおり。

国内のウイルス感染および発見報告数(8月31日から9月6日まで)

1位:MAL_OTORUN2
2位:WORM_DOWNAD.AD
3位:TROJ_TRACUR.JF
4位:MAL_OTORUN1
5位:CRYP_KRAP
6位:PE_INDUC.A
7位:TROJ_DIALER.AIS
7位:TSPY_BANKRYPT
9位:TROJ_BREDOLAB.J
9位:TROJ_FAKEALE.K
9位:ADWARE_ZEROPOPUPS

全世界のウイルス感染および発見報告数(9月2日から9月8日まで)

1位:MAL_OTORUN2
2位:CRYP_VUNDO-19
3位:CRYP_MANGLED
4位:MAL_OTORUN1
5位:MAL_VUNDO-9
6位:CRYP_KRAP
7位:CRYP_BREDO
8位:CRYP_VUNDO-23
9位:CRYP_VUNDO-24
10位:CRYP_OPET-3

(Security NEXT - 2009/09/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知