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9月後半に多数のDDoS攻撃を観測 - IIJまとめ

インターネットイニシアティブ(IIJ)が9月に観測したDDoS攻撃は、前月を上回った。攻撃の最大規模については、前月から大きな変動はなかった。

同社がDDoS攻撃対策サービスで対処したDDoS攻撃の動向を取りまとめたもの。9月に検出したDDoS攻撃は576件。日数が少ないものの前月の561件を上回った。

1日あたりの攻撃件数は19.2件で、前月の18.1件から上昇した。9月は後半に多くの攻撃を検出した日があり、27日には50件を超え、30日には40件超の攻撃を観測した。

同月に観測された攻撃のうち、もっとも規模が大きかったのはLDAPとDNSを用いたリフレクション攻撃。130万ppsのパケットにより、最大で約11.7Gbpsのトラフィックが発生した。

もっとも長時間にわたって継続した攻撃は43分にわたり、最大で2.6Gbpsのトラフィックが発生した。NTPを用いたリフレクション攻撃だったという。

(Security NEXT - 2019/11/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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