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「リクナビ」問題で個人情報保護委員会に報告書 - 学生向け説明ページも

就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリアは、学生の内定辞退率を予測する企業向けサービス「リクナビDMPフォロー」に関し、再発防止策の進捗状況をまとめた報告書を個人情報保護委員会へ提出した。

リクナビDMPフォローは、過去のリクナビユーザーの行動履歴などを分析して予測モデルを作成。リクナビや提携就職情報サイトにおける応募学生の行動ログと照合することで内定辞退率をスコア化し、契約企業へ提供していた。

データの提供にあたり一部で同意を得ないままデータを提供していたことが判明。個人情報保護委員会や東京労働局により指導を受けている。同社では、問題の発覚を受けて同サービスを8月に廃止した。

今回、個人情報保護委員会に対して再発防止の進捗状況をまとめた報告書を同委員会へ提出したもので、同委員会による調査は継続中となっている。

また8月1日より累計で約540件の問い合わせがあり、学生への案内や対応の進捗状況を報告するページを設置。リクナビDMPフォローに関する事実関係を説明。「リクナビ2021」の利用者に影響がないことを強調した。

(Security NEXT - 2019/10/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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