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フォーラム構築ソフト「vBulletin」にゼロデイ脆弱性

「vBulletin 5」に未修正の深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。PoCが公開されている。

「vBulletin」は、MH Sub Iが開発を手がけるコミュニティサイトを構築するためのソフトウェア。9月23日に匿名で脆弱性の実証コード(PoC)が公開された。脆弱性を投稿者は、9月3日にリリースされた「同5.5.4」についても脆弱性の影響を受けると主張している。

脆弱性の検証を行ったTenableによれば、細工されたPOSTリクエストを送信することで、認証なしに「vBulletin」が稼働するユーザー権限で、コマンドの実行が可能であることを確認したという。

同脆弱性は調整など経ずに公開された可能性があり、脆弱性を修正するアップデートなどは提供されていない模様だ。

(Security NEXT - 2019/09/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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