Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「IE」にゼロデイ攻撃が発生 - 定例外の修正パッチが公開

「Internet Explorer」に未修正の脆弱性が明らかとなった。ゼロデイ攻撃が確認されており、マイクロソフトでは、セキュリティ更新プログラムを定例外でリリースし、同脆弱性を含む2件の脆弱性へ急遽対処したという。

今回明らかとなった「CVE-2019-1367」は、「IE」のスクリプトエンジンにおいてメモリ破壊が生じる脆弱性。細工されたウェブページを閲覧すると、任意でコードを実行されるおそれがある。

深刻度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」。Google脅威解析グループのClément Lecigne氏が報告したもので、すでに悪用が確認されているという。

マイクロソフトでは定例外でアップデートをリリースするとともに、「JScript.dll」へのアクセスを制限する緩和策をアナウンスした。同アップデートを受け、米国土安全保障省のサイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)など関連機関も注意喚起を開始した。

(Security NEXT - 2019/09/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中