Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache HTTPD 2.4.41」がリリース - 「HTTP/2」関連など脆弱性6件を修正

「Apache HTTP Web Server」の開発チームは、最新版となる「同2.4.41」をリリースした。複数の脆弱性を修正している。

今回のアップデートは、セキュリティ対策およびバグの修正を実施したもの。「同2.4.40」に含まれる6件の脆弱性へ対処したほか、セキュリティ面の機能強化を行っている。

具体的には、「HTTP/2」のモジュールである「mod_http2」でクラッシュが生じるおそれがある「CVE-2019-10081」を修正。Netflixが指摘したDoS攻撃に悪用できる「CVE-2019-9517」など、同モジュールに関するあわせて3件の脆弱性に対処した。

さらに「mod_remoteip」におけるバッファオーバーフローやNULLポインタ参照の脆弱性「CVE-2019-10097」を修正。あわせて「mod_proxy_balancer」におけるクロスサイトスクリプティング(XSS)やクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)への対策強化など、セキュリティ面での対策を強化した。

開発チームでは、「同2.4.41」を「General Availability(GA)」版と位置付けており、利用者へアップデートを実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/08/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Samsung、モバイル端末の複数脆弱性を修正 - 一部で悪用も
Atlassian、8月のアップデートで脆弱性5件に対処
「HPE Aruba EdgeConnect SD-WAN」に脆弱性 - アップデートを公開
Wondershareのファイル修復ソフトに脆弱性 - パッチ提供状況は不明
Android版「MS Edge」にアップデート - 独自修正も
「Ivanti EPMM」狙う脆弱性連鎖攻撃、米当局がマルウェアを解析
「Chrome」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Chrome」にアップデート - 5件のセキュリティ修正
「Firefox 143」を公開 - 脆弱性11件を解消
UTM製品「WatchGuard Firebox」のVPN機能に深刻な脆弱性