Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

がん患者情報を誤送信、煩雑さ避けるため個人情報記載 - 横浜市立大病院

横浜市立大学付属病院の医師が、患者情報含むファイルを、宛先不明のメールアドレスに誤ってメールで送信していたことがわかった。

同院によれば、泌尿器科において、膀胱がんの臨床研究に関係する医師22人で情報共有していた患者の症例を含むファイルを、医師が誤って宛先がわからないメールアドレスに対し送信したもの。

誤送信したのは、同院を含む20の病院が保有する泌尿器科患者の症例3411件。患者の氏名や生年月日、性別、初回手術実施日、腫瘍の状況、手術後の治療、再発の有無などが含まれる。

7月24日21時ごろ、個人のフリーメールアドレスから医師22人に対して患者情報含むファイルを送信したところ、一部でまったく関係ないメールアドレスへ送信していた。

送信対象である22人のうち、正しいメールアドレスは9件のみで、誤ったメールアドレスのうち2件は送信されたほか、11件については宛先不明との返信メールが届いたという。

(Security NEXT - 2019/08/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

連絡メールの同報送信でメアド流出 - 大阪健康安全基盤研究所
ニュースメール誤送信で関係者のメアド流出 - 国立環境研究所
利用者の個人情報含むファイルをメールで誤送信 - 就労移行支援事業所
顧客向け情報提供メールで誤送信 - フジトミ証券
職員と同姓の第三者に業務メールを同報送信 - 履歴選択時に勘違い
委託先がメール誤送信、官報情報検索サービス利用者のメアド流出 - 国立印刷局
個人メアドに業務ファイル送信、入力ミスで第三者に - 佐伯市
緑地管理者がボランティア宛てメールを「CC」送信 - 名古屋市
ひとり親世帯の対象者リストを第三者に誤送信 - 山形県
健康ポイント参加者宛の案内メールで誤送信 - 鏡野町