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人材派遣会社に不正アクセス - 情報流出の有無など調査中

J.フロントリテイリングの子会社で人材派遣事業を手がけるディンプルのウェブサイトが不正アクセスを受けたことがわかった。サーバ上には約12万件の個人情報が保存されており、影響について調査を進めている。

同社によれば、同サイトのサーバが不正アクセスを受けたもの。同サイトを運営するサーバには、求人に応募、会員登録した約12万人分の個人情報が保存されていた。

6月13日に同サイトを管理する委託先が、サーバにおける不審な挙動を確認。報告を受けた同社では同サイトを停止し、証拠保全を行った上で外部事業者による調査を進めている。

サーバ上に保存されていた個人情報は、氏名や住所、電話番号、生年月日、性別、ログイン用のメールアドレスと暗号化されたパスワードなど。一部の会員については、最終学歴や職歴、給与振込先の銀行名と口座番号なども含まれる。

同社では、6月中旬以降、大阪労働局、日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)、警察へ事態を報告。詳細については調査中だが、流出していた場合に不正利用が行われる可能性もあるとして、登録会員に対して不審なメールや電話に注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/07/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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