ビルシステムのセキュリティ対策GLを策定 - 経産省
経済産業省は、「ビルシステムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン第1版」を策定した。
ビルのオーナーや建設会社、設計事務所、設備機器ベンダー、制御システムセキュリティの有識者などが参加する同省の「ビルサブワーキンググループ」において検討し、3月から4月にかけて実施したパブリックコメントを経てガイドラインを取りまとめたもの。
同ガイドラインでは、ビルシステムに対して考えられる脅威について、場所や機器ごとに分類。想定されるインシデントやリスク源、対策要件などをポリシーレベルで整理。
またビルやビルシステムにおいて、設計、建築、竣工検査、運用、改修、廃棄といったライフサイクルを考慮し、各フェーズごとに実施すべき対策を取りまとめた。
さらにビルを含む制御システムがおかれている脅威の状況について説明。対策に向けて基本的な考え方を教育するための資料にも利用できるよう工夫したという。
(Security NEXT - 2019/06/18 )
ツイート
PR
関連記事
1Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が低水準
ランサムウェアへの対処を学ぶカードゲーム - JC3が無償公開
「クレカセキュリティGL」が改訂 - ECの対策強化など盛り込む
4Qの脆弱性届出は163件 - ウェブサイト関連が約2.6倍
JPNIC、「RPKIを活用した不正経路対策ガイドライン」 - ISPに対策呼びかけ
有価証券報告書の提出期限の延長承認、サイバー攻撃も考慮
「セキュリティ対応組織の教科書 3.2版」が公開 - 実例など収録、評価シートも刷新
3Qの脆弱性届出は116件 - 前四半期から4.5%増
「DNSSEC」のハンズオン勉強会をハイブリッド開催 - JPNIC
2Qの脆弱性届け出は112件 - 前四半期から半減