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ビルシステムのセキュリティ対策GLを策定 - 経産省

経済産業省は、「ビルシステムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン第1版」を策定した。

ビルのオーナーや建設会社、設計事務所、設備機器ベンダー、制御システムセキュリティの有識者などが参加する同省の「ビルサブワーキンググループ」において検討し、3月から4月にかけて実施したパブリックコメントを経てガイドラインを取りまとめたもの。

同ガイドラインでは、ビルシステムに対して考えられる脅威について、場所や機器ごとに分類。想定されるインシデントやリスク源、対策要件などをポリシーレベルで整理。

またビルやビルシステムにおいて、設計、建築、竣工検査、運用、改修、廃棄といったライフサイクルを考慮し、各フェーズごとに実施すべき対策を取りまとめた。

さらにビルを含む制御システムがおかれている脅威の状況について説明。対策に向けて基本的な考え方を教育するための資料にも利用できるよう工夫したという。

(Security NEXT - 2019/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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