Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ワーム悪用懸念の脆弱性を含む端末が95万台弱

「CVE-2019-0708」について、Errata Securityがインターネットをスキャンし、調査したところ、脆弱性が修正されていない約95万台の端末を確認したという。

一部脆弱性を装った「ハニーポット」含まれる可能性もあるものの、多数の端末が存在しており、ワームの兆候について報告はないものの、悪用がはじまれば一気に感染が拡大するおそれがある。

また同調査では、「ネットワークレベル認証(NLA)」が設定されている端末は含まれていない。攻撃者がユーザー名やパスワードを把握している場合は脆弱性が悪用されるおそれがある。

こうした状況を受け、米国家安全保障局(NSA)でも注意喚起に乗り出した。

同局は、これまでもワームにより、脆弱な広範囲のシステムで壊滅的なダメージが発生してきたことを指摘。今回の脆弱性が攻撃に悪用されるのも時間の問題であるとして、セキュリティ更新プログラムの適用を強く呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/06/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Red Hat OpenShift AI」に脆弱性 - クラスタ管理者権限奪取のおそれ
「Acronis True Image」に脆弱性、アップデートで修正
Western DigitalのNAS製品「My Cloud」に深刻な脆弱性
「WordPress」にアップデート、複数脆弱性を解消 - 旧版利用者は注意
「NVIDIA App」「Nsight Graphics」に脆弱性 - アップデートを公開
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
Doxense製プリントサーバ管理ソフト「Watchdoc」に深刻な脆弱性
構成管理ツール「Chef Automate」に深刻な脆弱性 - 9月初旬に修正
「Rancher Manager」に脆弱性 - フィッシング悪用や情報漏洩のおそれ
メールセキュ製品「Libraesva ESG」に脆弱性 - すでに悪用も、国家関与か