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「Cisco Nexus 9000シリーズ」にroot権限奪われるおそれ

Cisco Systems製スイッチ「Cisco Nexus 9000シリーズ」に、ルート権限でアクセスされるおそれがある深刻な脆弱性が明らかとなった。

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Cisco Systemsでは、セキュリティアドバイザリを公表

同社によれば、同シリーズの「ACI Mode Switch Software 14.1(1i)」より以前のバージョンにおいて、外部接続に利用するSSHキーの管理に脆弱性「CVE-2019-1804」が明らかとなったもの。

同脆弱性の重要度は、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

デフォルトのSSHキーペアが存在し、「IPv6」経由でデバイスがSSH接続された場合、攻撃者によりroot権限を取得されるおそれがある。「IPv6」経由の接続時のみ脆弱性は悪用可能で、「IPv4」に関しては影響を受けないとしている。

同社では、同脆弱性を解消するアップデートをリリース。利用者へ対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/05/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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