Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Oracle WebLogic」に脆弱性、攻撃が発生中 - 早急に更新を

「Oracle WebLogic」にリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性が判明し、アップデートがリリースされた。すでに脆弱性を狙った攻撃が観測されており、利用者には早急な対応が求められる。

「同12.1.3.0.0」および「同10.3.6.0.0」の「WLS9_ASYNC」「WLS-WSAT」コンポーネントのデシリアライゼーション処理に脆弱性「CVE-2019-2725」が明らかとなったもの。リモートよりコードを実行されるおそれがある。

問題の脆弱性は、中国民生銀行より報告を受けたとして中国の公的な脆弱性データベースである「China National Vulnerability Database」が4月17日に公表。

同脆弱性をOracleへ報告したKnownSecでは、検索エンジンの結果から、米国や中国を中心に約10万台のサーバで「Oracle WebLogic」が稼働していると分析している。

(Security NEXT - 2019/04/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応